LINE公式アカウントの新しい「投稿」とは?VOOMとの違いと使い方

LINE公式アカウントに、新しい「投稿」機能が加わりました。日々の情報発信に使えそうだと感じても、「メッセージ配信と何が違うのか」「以前のLINE VOOMの投稿は引き継がれるのか」「自社ではいつから使えるのか」が分かりにくい方も多いと思います。
新機能は2026年9月16日から一部の認証済アカウントへ順次提供され、すべてのアカウントでは10月21日から利用できる予定です。ただし、提供日は変更される可能性があり、一部の認証済アカウントも10月21日からとなります。この記事では、2026年10月7日に公式発表と操作マニュアルを確認し、使える時期、表示先、投稿形式、VOOMからの移行、最初の運用方法をまとめました。
新しい投稿機能は、メッセージ配信とは別の発信枠
新しい「投稿」は、画像・動画・テキストを組み合わせて情報を公開できる機能です。投稿はLINEアプリの「ホーム」タブに表示され、今後予定されているビジネスプロフィールのリニューアル後は、プロフィール内にも掲載できるようになります。
ここで大切なのは、投稿が通常のメッセージ配信とは別の機能であることです。投稿を作成しても、それだけで友だちへメッセージが配信されるわけではありません。また、ホームタブへの表示はLINEヤフーの基準に従うため、公開した投稿が必ず表示されるとも限りません。
そのため、予約の案内や期限がある重要なお知らせを確実に伝えたい場合は、これまでどおりメッセージ配信も検討できます。一方、新商品、施術事例、店内の様子、日々のお知らせなど、プロフィールを見に来た人にも残しておきたい情報は投稿と相性があります。どちらか一方に寄せるのではなく、目的に合わせて分けると運用しやすくなります。
利用できる時期と表示される場所
公式発表では、認証済アカウントは2026年9月16日から順次利用可能、すべてのアカウントは10月21日から利用可能とされています。管理画面の「ホーム」に「投稿」が表示されていれば利用できます。まだ見当たらない場合は、設定不足と決めつけず、提供対象になる時期を待つのが自然です。
初回利用の手続きは、管理者権限を持つユーザーだけが行えます。管理者が「ホーム」から「投稿」を開き、利用規約へ同意すると利用開始となります。担当者に運用を任せたい場合は、最初に誰が管理者権限を持っているかを確認しておくと、準備の途中で止まりにくくなります。
投稿形式は3種類。伝えたい内容から選べます
投稿タイプは、メディア投稿、ショート動画投稿、テキスト投稿の3種類です。最初から動画を用意する必要はありません。手元にある写真や文章で始めて、反応や制作時間を見ながら形式を増やす方法でも十分です。
メディア投稿:画像または動画とテキストを組み合わせる、標準的な投稿です。画像と動画は合計20ファイルまで設定できます。
ショート動画投稿:縦型動画向けの形式です。動画は1ファイルで、推奨比率は9:16です。
テキスト投稿:文章だけで公開する形式です。臨時休業、受付時間、短いお知らせなどに使いやすい形です。
すべての投稿タイプで「すぐに公開」と「予約投稿」を選べます。テキストは最大1万文字ですが、上限まで書く必要はありません。店舗のお知らせであれば、最初に要点を書き、その後に日時、対象者、予約方法、注意事項を並べると読みやすくなります。
LINE VOOMの過去投稿は自動で引き継がれません
LINE VOOMは2026年9月30日に提供を終了しました。以前VOOMへ投稿した内容を、新しい「投稿」へ移行する機能はありません。過去のキャンペーンや事例を新しい表示先にも残したい場合は、必要なものを選び、新機能の作成画面から改めて投稿します。
すべてをそのまま再投稿すると、古い営業時間や終了済みの特典が混ざる可能性があります。編集部では、まず現在も役立つ投稿だけを選び、日付、価格、受付条件、リンク先を見直してから作り直す方法をおすすめします。画像の元データと本文を保存していない場合は、VOOM Studioで確認できる期間中に必要な情報を控えておくと安心です。
公開後に本文を直せない点には注意が必要です
新しい投稿では、編集できるのは「下書き」状態だけです。公開済み、予約済み、非公開の投稿は、後から本文や画像を変更できません。公開済みの投稿を非公開にしたり、非公開の投稿を再び公開したりすることはできますが、内容を修正したい場合は作り直しが必要になります。
予約投稿も同じで、予約後に内容を変更することはできません。修正が必要になったときは予約を解除し、下書きから作り直す流れを想定しておくと慌てません。価格、日付、電話番号、申込URLなど間違えやすい項目は、公開操作の前に別の人が一度確認できると安心です。
生成AIで作った画像や動画を含む場合は、作成画面で「AIで生成したコンテンツ」の設定を有効にする必要があります。AIを使ったこと自体を隠すのではなく、公式の設定に沿って表示する前提で運用します。
店舗で始めるなら、最初の3本を先に決める
何を投稿するか毎回考えると、担当者の負担が大きくなります。編集部提案として、最初は役割の異なる3本を用意すると続けやすくなります。たとえば、①初めての人向けのサービス紹介、②よくある質問への回答、③今月のお知らせです。
飲食店なら人気メニュー・予約方法・季節メニュー、美容室なら施術例・来店前の質問・空き状況、士業なら相談内容・必要書類・受付日のように置き換えられます。毎週投稿が難しければ、月2回からでも構いません。大切なのは、無理な本数を決めることより、来店や問い合わせの前に知りたい情報を少しずつ増やすことです。
投稿からホームページへつなぐときの考え方
投稿だけで詳しい説明を完結させようとすると、文章が長くなり、更新の手間も増えます。概要は投稿で伝え、料金、事例、予約条件、よくある質問など変わりにくい情報はホームページにまとめ、必要に応じて案内先として使うと整理しやすくなります。
SNSとホームページをどう役割分担するか迷う場合は、ホームページとInstagramのつなぎ方を解説した記事も参考になります。媒体は異なりますが、短い発信から詳しい情報へ案内する考え方はLINEでも応用できます。
公開前に確認したい8項目
管理画面に「投稿」が表示されているか
初回手続きを行う管理者が決まっているか
投稿とメッセージ配信の役割を分けたか
日付、価格、電話番号、申込先に誤りがないか
画像の中央部分が切り抜かれても内容が伝わるか
予約投稿の場合、公開日時を再確認したか
生成AIを使ったコンテンツの設定を確認したか
VOOMから再投稿する内容が現在も有効か
まずは下書きで1本作り、公開前に見直す
新しい投稿機能は、メッセージ配信とは違う場所で、お店や会社の情報を見てもらう選択肢を増やします。ただし、公開すれば必ず表示される機能ではなく、公開後の内容編集もできません。まずは画像1枚と短い文章で下書きを作り、スマートフォンで読んだときに要点が伝わるかを確認してから公開すると始めやすいでしょう。
2026年10月7日時点では段階提供中です。自社の管理画面にまだ表示されていなくても、10月21日の全アカウント提供予定を待ちながら、過去の素材整理や最初の投稿案を準備できます。提供日や仕様は変更される可能性があるため、実際に使う際は公式のお知らせとマニュアルも確認してください。
免責事項
本記事は2026年10月7日時点のLINEヤフー公式情報を基にした一般的な解説です。機能の提供日、表示条件、操作画面、入稿規定は変更される場合があります。投稿の表示回数、集客、来店、問い合わせなどの成果を保証するものではありません。
主な出典
LINEヤフー for Business「『投稿』機能の提供開始について」(2026年10月7日確認)
LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 投稿マニュアル」(2026年10月7日確認)




