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SEOに投資しやすい業種は?業種別検索需要と競合度を比較

学習塾・美容室・飲食店などのSEO検索需要と投資判断を比較するイメージ


SEOに費用や時間をかけるべきかは、業種によって判断が変わります。検索する人が多くても競合が強く、問い合わせにつながりにくければ投資を回収できません。反対に検索数が小さくても、1件の成約価値が高く、自社の強みを詳しく説明できる業種なら取り組む意味があります。

そこで2026年9月9日、前回のInstagram集客調査と同じ31業種を対象に、「業種名+SEO」「業種名+SEO対策」の62候補語を比較しました。結果は21業種・31語で検索需要が確認でき、推定月間検索数は合計3,370回でした。上位は学習塾、美容室、エステサロン、飲食店、パーソナルジムです。


31業種・62候補語を同じ条件で比較

検索数、キーワード難易度(KD)、クリック単価(CPC)はAhrefs Keywords Explorerの日本向け推定値を使用しました。検索数は直近12か月の月間平均、CPCは米ドル表示です。

調査項目

内容

対象

31業種

候補語

2表記×31業種=62語

検索需要あり

21業種・31語

推定月間検索数

合計3,370回

調査日

2026年9月9日

日本の公的統計には、業種別のSEO検索需要や投資効果を直接示す統計は見当たりません。総務省の通信利用動向調査では企業のインターネット利用状況を産業別に確認できますが、SEO施策の実施率や成果までは分かりません。そのため、本記事では民間ツールの推定値を比較材料として使い、判断上の限界を明記します。


検索需要の上位は学習塾と美容関連

2表記を業種ごとに合計すると、学習塾が月850回で突出しました。美容室370回、エステサロン280回、飲食店250回、パーソナルジム240回が続き、上位5業種で全体の約59%を占めます。

順位

業種

2表記の合計

「業種+SEO」のKD

CPC

1

学習塾

850

0

$0.06

2

美容室

370

0

$2.50

3

エステサロン

280

0

$3.50

4

飲食店

250

0

$1.20

5

パーソナルジム

240

0

$2.50

6

ホテル

230

0

$3.50

7

ネイルサロン

180

算出なし

算出なし

8

写真館

160

0

算出なし

9

結婚式場

150

0

算出なし

10

ピアノ教室

110

算出なし

算出なし

検索数は「その業種でSEOを調べる事業者側の需要」であり、一般消費者がサービスを探す需要ではありません。たとえば「美容室 SEO」が多くても、個別店舗の集客キーワードで上位表示できるとは限りません。実際の商圏で「地域名+サービス名」が検索されているかを別に確認する必要があります。


3グループの合計は大きく偏らなかった

教育・スクール、美容・ウェルネス、店舗・観光・生活の3分類で見ると、合計は1,060~1,170回に収まりました。一部の上位業種だけを見るより、各分野にSEOを検討する層がいることが分かります。

業種グループ

対象数

需要あり

月間合計

主な業種

教育・スクール

8

5

1,170

学習塾、ピアノ、ダンス

美容・ウェルネス

10

6

1,140

美容室、エステ、ジム

店舗・観光・生活

13

10

1,060

飲食店、ホテル、写真館

合計

31

21

3,370

需要が0または推定値なしだった10業種にも、理容室、アイラッシュサロン、プログラミング教室、民泊、中古車販売店などが含まれます。これはSEOが不要という意味ではなく、「業種名+SEO」という調べ方が少ないことを示します。より一般的な「集客」「ホームページ」「地域名」から情報を探している可能性があります。


KDが低くても簡単に上位表示できるとは限らない

上位業種の代表語ではKD0が目立ちました。ただしKDは、検索結果上位へ入る難しさを0~100で推定した指標です。0でも、サイトの専門性、地域との関連、既存ページの品質、運営歴などを無視してよいわけではありません。推定値が算出されていない語もあり、業種間の厳密な優劣には使えません。

一般語では「SEO対策」が月3万回・KD30、「SEO 会社」が月2,000回・KD2でした。業種名を付けた語より検索数が多く、全国のSEO会社や大手メディアも競合になります。小規模事業者は一般論で正面から競うより、地域、顧客の悩み、料金、事例、選び方など、自社が具体的に説明できるテーマから始める方が現実的です。


CPCは広告主の関心を見る補助指標

CPCは検索広告で1クリックに支払われる平均額の推定値です。値がある語は商業的な関心がある可能性を示しますが、SEOの成約率や利益を保証しません。今回、比較的高かった例は次のとおりです。

キーワード

月間検索数

KD

CPC

葬儀社 SEO対策

10

算出なし

$4.50

エステサロン SEO

250

0

$3.50

ホテル SEO

200

0

$3.50

美容室 SEO

350

0

$2.50

パーソナルジム SEO

90

0

$2.50

学習塾 SEO対策

150

0

$2.50

CPCだけで予算を決めると、少数データや広告出稿時期の影響を受けます。「見込み客が検索している」「1件の受注価値が高い」「継続的に説明できるテーマがある」という条件がそろうかを優先してください。


SEOに投資しやすいかを5項目で判断する

SEOは記事本数ではなく、検索から問い合わせまでの流れで評価します。次の項目に多く当てはまるほど、一定期間をかけて取り組みやすい業種です。

判断材料

投資しやすい状態

確認する数字

検索需要

地域名や悩みを含む検索がある

検索数、表示回数

成約価値

1件の粗利や継続売上が高い

粗利、顧客生涯価値

説明材料

事例・料金・工程を公開できる

作成可能なページ数

運用体制

情報更新と監修を続けられる

月間工数、更新本数

計測環境

問い合わせ経路を区別できる

CV数、問い合わせ単価

Googleは、SEOを検索エンジンが内容を理解し、利用者がサイトを見つけて訪問を判断しやすくする取り組みと説明しています。また、変更の影響は数時間から数か月かかる場合があり、一般には数週間待って確認するよう案内しています。短期間の順位だけで成否を決めず、3~6か月単位で表示回数、クリック、問い合わせを追う必要があります。


ホームページと地域集客の役割を整理する

SEOで集客するには、記事だけでなくサービスページ、料金、事例、会社情報、問い合わせ導線が必要です。検索から来た人が比較検討できる土台が弱ければ、アクセスが増えても成果につながりません。

ホームページ自体の業種別需要は、69業種のホームページ検索需要比較で確認できます。店舗型ビジネスは、地域名検索とMEOの需要調査も合わせてご覧ください。SNSとの優先順位を考える場合は、31業種のInstagram集客検索需要が参考になります。


まとめ

31業種・62候補語の調査では、21業種でSEO関連の検索需要が確認でき、合計は月3,370回でした。学習塾や美容関連が目立ちましたが、3つの業種グループの合計には大きな偏りがありません。

検索数やKDが良く見えるだけで、SEOへ投資すべきとは判断できません。地域や悩みを含む顧客側の検索需要、1件の成約価値、公開できる説明材料、継続体制、計測環境まで確認し、自社に合う範囲から始めることが大切です。

※本記事の検索数・KD・CPCは2026年9月9日時点のAhrefs日本向け推定値です。実測値、順位、問い合わせ数、投資効果を保証するものではありません。CPCは米ドル建ての推定値で、為替換算は行っていません。調査語、表記、時期、地域により結果は変動します。


主な出典

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