商品フィードのdeliveryInfoは終了済み|shippingInfoへの変更と送料表示の確認点

LINEヤフー広告の検索広告(ショッピング)で、送料の表示に使う古い項目「deliveryInfo」の連携が終了しました。終了日は2026年10月28日で、翌29日に公式の完了告知が更新されています。
現在も旧項目だけを送っている場合は、新しい「shippingInfo」への変更を確認したいタイミングです。公式案内では、shippingInfoが未設定のとき、原則として送料が表示されないとされています。
ただし、送料が表示されないことと、広告がすべて停止することは同じではありません。この記事では2026年10月29日時点の公式情報をもとに、変更対象の見つけ方と、作業を依頼する際の確認点を整理します。
2026年10月28日に何が終了したのか
終了したのは、商品フィードの「(旧)商品配送情報」にあたるdeliveryInfoの連携です。置き換え先は「商品配送情報」のshippingInfoで、都道府県別送料の表示に使われます。
もともとの公式案内には、商品の平均レビュー評価、レビュー件数、都道府県別送料への対応がまとめられています。このうち今回確認するのは送料情報です。reviewRateやreviewQuantityなど、レビューに関する項目の変更と混同しないようにします。
現在の商品フィード | 確認したい対応 |
deliveryInfoだけを送っている | shippingInfoへの変更を確認する |
shippingInfoだけを送っている | 値と掲載先の送料条件が合っているか確認する |
両方を送っている | shippingInfoの値を優先して確認する |
どちらも送っていない | 送料表示の必要性と設定方法を確認する |
両方の項目を連携している場合は、公式案内上、shippingInfoが優先されます。旧項目に正しい送料が入っていても、それだけで新項目の内容が正しいとは判断できません。項目の有無と、入力されている内容を分けて確認することが役立ちます。
最初に確認するのは、実際に送っているデータ
社内の商品台帳に送料が記載されていても、その情報が広告用フィードへ出力されているとは限りません。確認する対象は、管理表だけでなく、LINEヤフー側へ連携している最新のデータです。
自社でファイルを作っている場合は、出力設定と送信済みのファイルを確認します。ECシステムや外部のフィード連携サービスを使っている場合は、サービス側の対応状況と、自社の設定で新項目が出力されるかを確かめます。
担当者へ依頼するときは、「送料が出ていますか」だけでなく、「shippingInfoを送っているか」「対象商品はどこまでか」「最終連携はいつか」の3点を聞くと、作業範囲を把握しやすくなります。
ここで、現在利用している連携サービスも明らかにします。LINE Merchant Systemの既存フィードを扱う場合と、別の連携経路・商品管理サービスを使う場合では、画面や入力方法が同じとは限りません。異なるサービスの手順をそのまま流用しないことが大切です。
shippingInfoへの変更は、項目名だけで判断しない
旧項目の名前を新しい名前へ変えるだけで正しく移行できるかは、データの内容と現在の仕様によります。具体的なJSONの記述方法は、公式の「各種仕様書について」から商品フィードの最新仕様を確認します。以前使った設定例が手元にある場合も、そのまま利用できるか照合して進めます。
実際の作業では、項目の構造、必須となる情報、値の指定方法を確認します。そのうえで、自社の配送条件をどこに当てはめるかを整理します。表示する送料と購入時の送料が食い違わないよう、EC側の条件も同時に確認すると戻り作業を減らせます。
送料の条件ごとに代表商品を選ぶ
以下は、確認用の対象を選ぶための例です。全国一律料金の商品、都道府県で送料が異なる商品、送料無料の商品など、実際に扱っている条件ごとに代表商品を選びます。これらはshippingInfoの入力項目一覧ではなく、点検する商品の選び方です。
たとえば、通常商品は全国一律でも、大型商品だけ料金が違う店舗なら、通常商品だけの確認では差異を見落とします。商品区分、対象地域、ECの商品ページに記載した条件を並べておくと、連携担当者との確認がしやすくなります。
一定額以上の購入で送料無料になるなど、注文全体で決まる条件もある場合は、その扱いが仕様に合っているかを確認します。実際の購入条件を無理に単純な数値へ置き換えず、対応が分からない部分は連携サービスへ確認してから設定します。
全件更新と差分更新を取り違えない
LINE Merchant Systemの商品フィードに関する公式ヘルプでは、全件更新と差分更新が区別されています。全件更新は今回のファイルに含まれない既存商品が削除される扱いで、差分更新は商品ごとの登録・更新・削除に使います。
送料を直す数商品だけを用意し、それを全件更新として連携すると、想定していない商品まで掲載対象から外れるおそれがあります。変更件数とファイルの更新種別を、送信前に合わせて確認する必要があります。
作業前には、直前に正常連携したファイル、商品件数、変更対象の一覧を残すと比較しやすくなります。外部サービスへ依頼する場合も、全件か差分か、変更対象外の商品に影響しないかを共有しておくと安心です。
また、旧項目の連携終了と、商品フィードの更新期限は別の話です。公式ヘルプでは、全件更新が90日以上行われていないフィードは削除され、配信が停止することを案内しています。送料の移行だけに目を向けず、通常の商品更新も続いているかを確認します。
ファイルを送った後に確かめること
商品フィードは、LINE Merchant Systemで設定した時間帯・頻度に沿って連携されます。ファイルを修正した直後に、すべての表示へ反映される前提で確認を終えないようにします。自社の連携タイミングと処理結果を確認することが先です。
最新の連携が実行され、エラー通知が出ていないか。
変更前後で商品件数が意図せず減っていないか。
送料条件の異なる代表商品で、新項目の値が正しいか。
表示される送料と、商品ページ・購入画面の条件が食い違っていないか。
公式の「商品情報掲載が掲載されない」では、フィード連携に問題がある場合、エラーメールを確認するよう案内されています。ファイルを送れたかという通信結果だけでなく、内容が受け付けられたかも確認対象に含めます。
表示確認では、特定の商品が検索で一度見つからなかっただけで、移行失敗と断定しないようにします。広告の表示には他の条件も関わるため、商品データの連携結果と、掲載面で見える情報を分けて確認すると原因を絞りやすくなります。
送料が出ないときの切り分け方
まず、最新フィードにshippingInfoがあるかを確認します。次に、そのデータが取得されたか、エラーがないか、商品の値が正しいかを順番に調べます。古いファイルを見ているのか、最新ファイルで問題が起きているのかを分けるだけでも、相談先へ伝えやすくなります。
一部の商品だけで起きる場合は、その商品特有の送料条件と、正常な商品の設定を比較します。すべての商品で起きる場合は、出力項目や連携処理など、共通部分から確認する方法が考えられます。これは原因を特定するための見方であり、実際の原因を決めつけるものではありません。
広告代理店、ECの制作会社、フィード連携サービスで担当が分かれている場合は、商品ID、対象地域、期待する送料、実際の表示、最終連携日時を一つにまとめて共有すると調査を進めやすくなります。
今の状態を把握してから、修正担当を決める
今回の対応では、旧項目が残っているかを見つけ、送料条件を確認し、新項目を正しく連携するという順番が基本です。広告担当者だけで完結しない場合もあるため、商品データを出力している担当者と早めに確認する方法が役立ちます。
すでにshippingInfoを連携している事業者も、代表商品と直近の処理結果を確認しておくと、対応済みであることを具体的に共有できます。変更が必要な場合は、データの準備、送信、処理結果、表示確認までを一つの作業として進めてみてください。
新しい商品管理サービスとの違いは、LINEヤフーの商品管理とフィード連携の解説もご覧ください。
主な出典
検索連動型ショッピング広告で商品レビュー情報と都道府県別送料の表示に対応(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
各種仕様書について(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
商品フィードについて(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
商品フィードを更新する(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
商品情報掲載が掲載されない(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
※本記事は、公開情報をもとにWebサイト制作や集客に関する一般的な情報をまとめたものです。掲載内容の正確性には十分配慮していますが、各サービスの料金・機能・仕様・利用条件などは変更される場合があります。実際に導入・契約・設定を行う際は、各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。また、本記事の内容は個別の成果を保証するものではありません。




