LINEヤフー広告の新パラメーターとは?_ly_c・_ly_r・_ly_srcと計測への影響

広告から自社サイトへ移動したとき、URLの末尾に見慣れない文字列が付くようになった。そんな場合に確認したいのが、LINEヤフー広告の新しいパラメーターです。
2026年10月23日の公式案内では、「_ly_c」「_ly_r」「_ly_src」の追加が発表されています。対象の広告では自動で付くため、担当者が広告URLへ一つずつ書き足す内容ではありません。
確認したいのは、文字列そのものより、追加されたURLでもページやフォームが正常に動くかという点です。この記事では、2026年10月29日時点の公式情報と、ゼマーケが考える確認の進め方を分けて整理します。
新しく付く3つのパラメーターと対象広告
今回の案内は、LINEヤフー広告の「検索広告」と「検索広告(ショッピング)」が対象です。自動タグ設定で「設定する」を選んでいるアカウントの配信中広告に、3つのパラメーターが付与されます。
検索広告は2026年10月15日から実施されています。検索広告(ショッピング)は、告知上ではオーディエンスリストターゲティング機能の提供時からとされています。リンク先の公式案内では、その機能は2026年4月1日に実施され、4月2日に完了告知へ更新されています。
このため、検索広告とショッピング広告で、同じ日から始まった変更と捉えないことが大切です。運用中のサービスとアカウントを確かめてから、影響する範囲を調べると整理しやすくなります。
確認する場所 | 今回の案内で確認できること |
広告クリック後のURL | 3種類の識別情報を自動で追加 |
対象アカウント | 自動タグ設定が「設定する」の配信中広告 |
追加データ | パラメーターごとに2~36文字程度 |
導入の目的 | 今後の機能拡充に向けた事前準備 |
公式告知だけでは、各パラメーターの値をどう解析するか、個別の広告成果がどれほど変わるかまでは分かりません。名前から意味を推測して、独自のレポート項目へ割り当てる必要はありません。
URLのパラメーターとCookieを分けて考える
パラメーターは、URLへ付ける補足情報です。一方、Cookieはブラウザー側に保存される情報です。同じ名前が出てきても、表示される場所や保存の仕組みが異なります。
公式案内では、対象広告の遷移先に計測タグのグローバルスニペットがある場合、ファーストパーティーCookieに「_ly_c」「_ly_r」「_ly_src」「_ly_su」も追加されるとしています。こちらの追加データ量は110文字程度です。
Cookie側に「_ly_su」が含まれるからといって、広告URLにも4種類すべてを手動追加する説明にはなりません。また、URLに新パラメーターが付くことだけで、購入や問い合わせの計測が正しく完了したとも判断できません。
タグの設置、ブラウザーでの保存、成果地点での計測は、別々に確認すると原因を切り分けやすくなります。Cookieの利用案内や同意管理を設けている場合は、今回の変更と自社の設定が合っているか、サイト管理者にも共有しておくと安心です。
UTMを削除・置換する変更ではない
アクセス解析で「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」などを使っている場合、まず現在の設定を記録しておきます。Googleアナリティクスでは、これらのUTMを通じて流入元やキャンペーンを識別します。
新しいパラメーターが加わったという理由だけで、既存UTMを削除したり、「_ly_src」をそのままUTMの代わりに使ったりするのは避けたいところです。今回の公式案内は、UTMの置き換えを指示するものではありません。
たとえば、今までキャンペーン名ごとに問い合わせ数を比較している会社なら、同じ名前・同じ区分で比較を続けるほうが変化に気付きやすくなります。計測の不具合が疑われるときも、広告文、予算、UTMを同時に変えず、確認する箇所を絞る方法が考えられます。
まずはページ表示・遷移・フォームを確認する
ここからは、変更の影響を確認するための実務上の提案です。サイトの構成によって必要な作業は変わるため、すべてを一度に調べるより、広告費が多いページや主要な問い合わせ導線から進めると取り組みやすくなります。
1.パラメーター付きでもページが開くか
LINEヤフーの自動タグ設定ヘルプでは、任意のURLパラメーターを許可しない一部のサイトでエラーになる可能性を案内しています。通常のURLだけでなく、広告クリック時に使われる形でもページが表示されるかを確認します。
広告管理画面でURLが保存できたことと、実際のサイトが受け付けることは別です。Web制作会社へ確認を依頼するときは、対象ページ、利用中の広告、追加される名前、発生した日時をまとめると伝わりやすくなります。
2.リダイレクト後の情報が保たれるか
別の計測サービスや旧URLを経由して最終ページへ移動する構成では、その途中で必要な情報が落ちていないかを調べます。「最初のURL」と「最終的に開いたURL」を比較すると、確認すべき箇所を見つけやすくなります。
ただし、画面のアドレス欄に表示されない情報があるだけで、すぐ計測不良と決めつけることもできません。利用しているツールの仕様と計測結果を合わせて確認します。
3.入力から完了まで進めるか
ページの表示が正常でも、予約、問い合わせ、購入の途中で問題が起こる場合があります。担当者が管理できるテスト環境やテスト方法を使い、入力、確認、完了画面までの一連の流れを確かめます。実注文や顧客への通知が発生する場合は、その扱いも先に決めておきます。
確認記録には、端末・ブラウザー、対象URL、操作した内容、正常かどうかを残します。PCで通ったという結果だけで終えず、実際に流入が多いスマートフォン環境でも確認する方法が役立ちます。
URLの長さと計測数値は別々に確認する
今回追加される文字数だけで、URL全体の長さを判断しないようにします。既存のクリックID、UTM、商品識別情報、計測ツールの指定も含めて、実際に使うURLを確認するのが基本です。
また、サイトや外部ツールによっては「文字数」と「バイト数」で制限の単位が異なります。広告側の入力欄だけでなく、中継するサービスや自社フォームの条件も確認対象に含めます。
広告管理画面とアクセス解析の数値が違う場合も、今回の追加が原因とは限りません。比較期間、計測地点、集計条件をそろえ、変更前後の差を見ます。新パラメーターが付いたことによる成果改善は、公式告知から保証できるものではありません。
担当者が決めておきたい対応の範囲
広告担当者は、対象アカウント、自動タグ設定、主なリンク先を一覧にします。サイト担当者は、追加パラメーターの受け入れ、URLの転送処理、フォームの動作を確認します。解析担当者がいる場合は、既存UTMのルールとレポートの変化も共有します。
確認を外注する場合も、依頼した時点と動作確認が終わった時点を分けて管理すると、対応漏れを防ぎやすくなります。修正したページと確認日時を残しておけば、後から数値を振り返る際にも役立ちます。
少人数で運用している場合は、主要な広告URLを1本選び、表示と問い合わせ完了までを順に確認するところからでも始められます。問題が見つかったら、設定全体を変える前に、どの段階で起きるのかを記録して相談すると対応が進みやすくなります。
管理画面の変更も併せて確認したい場合は、LINEヤフー広告の管理画面変更とCSV文字コードの解説をご覧ください。
主な出典
新パラメーター導入のお知らせ(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
オーディエンスリストターゲティング機能の追加について(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
自動タグ設定について(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
コンバージョン測定の補完機能について(LINEヤフー、確認日:2026年10月29日)
URL生成ツール:カスタムURLでキャンペーンデータを収集する(Google、確認日:2026年10月29日)
※本記事は、公開情報をもとにWebサイト制作や集客に関する一般的な情報をまとめたものです。掲載内容の正確性には十分配慮していますが、各サービスの料金・機能・仕様・利用条件などは変更される場合があります。実際に導入・契約・設定を行う際は、各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。また、本記事の内容は個別の成果を保証するものではありません。




