■会社名:株式会社エクステンド
■インタビューご回答者様:沖原厚則 様
■業種:経営コンサルティング、事業承継支援、M&A支援、補助金サポート 等
Q1:当社にご相談頂く前にどのようなことに悩んでおられましたか?
当時、経営者向けのコンテンツサービスを始めようとしており、どのように集客していこうかを模索していました。
当社は元々ネット集客でクライアントを増やしてきたコンサルティング会社で、専任のマーケティング担当者が在籍しています。
彼に新たな活躍の場を与えたいと考えていた中で方向性について思案していたし、また、これまでのやり方を見直したいとも考えていました。
さらに、当社はこれまで事業再生や資金繰り改善など、守りのサポートに関して集客の経験はありましたが、成長支援のサービスは新たな試みということもあり、色々な方のアドバイスが欲しいと考えていました。
Q2:何がきっかけで当社をお知りになられましたか?
経営者向けのコンテンツサービスをある会社様と組んで始めました。
その会社様が主催するセミナーに参加したとき、途中講座の講師をしていたのが山本さんでした。
たしか、税理士業界でのWEB集客についての講演でした。
Q3:当社を知って、すぐに相談しようと思いましたか?したとしたら、なぜですか?しなかったとしたらなぜですか?ご相談されていかがでしたか?
セミナーを聞いてすぐ相談しようと思い、セミナー終了後に個別相談をお願いしました。
相談料をお支払いし、翌週には会社に来て頂きました。
私は前の社長から会社を引き継ぎ数年経ったころでした。
当社がこれまでやってきた内容や現状、今後やっていきたいことをお伝えし、相談に乗って頂きました。
相談した理由ですが
・WEB集客を始めとするマーケティングの支援実績が十分にあったこと
・税理士さんの支援実績が豊富ということで、弊社もコンサル業でしたので、サービス形態が似ていて親和性があると感じたこと
・もともと国内大手のコンサル会社で鍛えられていて、その経験も弊社に活かしてもらえそうだと思ったこと
・セミナーで話を聞いた時、物腰やわらなか話し方や、人柄も良かったこと
・うちのマーケティング担当者と世代が近くいい刺激になりそうだったこと
などが理由としてありました。
Q4:何が決め手となってご依頼頂きましたか?
相談後、サポートの提案を頂きました。
相談で伝えた課題や、私のやりたいことがしっかり反映されていて、興味のある内容だったのでやってみようと決めました。
また、WEB集客の経験・スキルに長けているマーケティング担当者を雇おうと思うと、年間1千万円かかってもおかしくはありません。
それと比べるとコストパフォーマンスも良いと思ったのが決め手でした。
料金については、当社が日頃クライアント様から頂いているサポート料と近く、想定に近い金額での提案でした。
Q5:実際にご依頼されてみていかがですか?
まず最初にお手伝い頂いたのが、新サービスを売るためのセミナー集客で、多くの方にセミナーに参加して頂くことができました。
山本さんに入って頂く前は、リードの方々に場当たり的に募集をかけていました。
山本さんに入って頂くことで、一つのマーケティング企画として、告知スケジュール、告知ページ(LP)の制作、告知メール原稿の制作など全て見直すことができたのが、結果につながったのだと思います。
当社のマーケティング担当者も良い刺激を頂いたみたいで、山本さんが関わっていない企画についても、自発的にこれまでのやり方を見直したりと、底上げされた感じがします。
山本さんと付き合いが始まって3年以上経ちますが、都度新しい提案があるのも嬉しいですね。
お付き合いの期間が長くなると、だんだんマンネリ化して、クライアント側も当初のワクワク・刺激が減ってきます。
山本さんは、当社の状況を見ながら、また競合のサービスなどもみながら、新しい提案をしてくれるのがありがたいです。
経営者向けのサービスは競合がたくさんあるので、提案を頂く時に、競合の状況や対策も踏まえて提案してくれるのは助かります。
あとは、私の代わりに常に新しい情報を仕入れて提案に反映してくれる点も助かっています。
Q6:今後当社に期待することはありますか?
今エクステンドは事業内容を大きく変えながら、さらに多くの中小企業経営者様の課題を解決できるよう進化をしているところです。
山本さんには、主にWEB集客の戦術についてサポート頂いてますが、戦略面についても気づいたところがあれば、色々とアドバイス・情報提供頂けると嬉しいです。
若い人にしか見えない機会・チャンスがあると思っています。
気づいたところがあったら遠慮せず言ってください。
Q7:エクステンド様の今後の注力事項や展望について教えてください。
中小企業様の成長支援に引き続き力をいれていきます。
当社は事業再生支援を主な領域として長年サポートを行ってきました。
事業再生のコンサルティングをやってきた中で、業績が悪くなり資金繰りが悪化してしまった会社様を、内科療法で業績改善する限界を感じていました。
そこで、近年はM&Aなど外部の力を活用した成長支援に力を入れ始めています。
また、後継者不足も深刻化している社会課題です。
そこで従業員に継がせたい経営者・会社様をサポートする協会の立上げを検討しています。
次に、日本には、規模・シェア共に小さい、いわゆる限界生産者と呼ばれる中小零細企業様が数多く存在しています。
そして、日本経済はこのような会社様の日々の事業活動によって支えられています。
そこで、このような会社様に、ターゲティングファンドとして資金的なご支援をしたく準備しています。
このご支援を通して、お互いが力を合わせた企業体(=コングロマリット)が形成できないかと模索しています。
あとは経営コンテンツサービスを活用し、コンサルティングではアプローチできなかった幅広い経営者様の課題解決をサポートしながら、当社を知って頂きたいと思っています。
従来の事業再生支援も、引き続き提供していきます。
地方を中心に、金融機関様がどうしても残したい、業績の厳しい会社様がいらっしゃいます。
エクステンドの強みである事業再生のサポートをお役立て頂きたいと考えています。
いずれの分野でも大事なのが、金融機関様との連携です。
当社は中小企業様と金融機関様の双方に役立つ存在を目指しており、そのおかげもあって多数の金融機関様とお取引実績があります。
引き続き金融機関様との連携強化に力を入れて参ります。
Q8:常にチャレンジする沖原社長。その原動力はなんでしょうか?
私個人の思いとして「生い立ちや困難を抱えている人の支援」がしたいと思っています。
これはSDGsの一環としても、とても大切なことだと思っています。
もともと、定時制高校の先生になるのが夢でした。
定時制高校には色々な事情の生徒がいますが、そのような生徒の力になりたかったんです。
実は最近、食べていくのが難しいアーティストなどを対象とした、プロデュース支援事業に関するお話を頂いています。
このような、社会課題の解決につながる活動にも、携わっていきたいと思っています。
Q9:経営される上で気を付けていらっしゃることがあれば教えてください。
経営者として気を付けていることは2つあります。
勉強し続けることと、老害にならないことです(笑)。
良い研修があれば積極的に参加するようにしていますし、実は50代半ばから慶応大学の通信制に通っています。
今59歳ですが、学生として12年間在籍できるのですが、なんとか65歳までに卒業したいと思っています。
また、若い人と交流する機会を積極的に設けています。
研修で出会う若い人は、優秀な人が本当に多いです。
こちらの視野が広がるし、様々なアイデアを頂くきっかけにもなります。
なにより、これからの日本には若い人の力が必要不可欠です。
私自身が勉強し実践するのはもちろん、若い方々を邪魔せず、応援していきたいと思っています。
本日は、インタビューの貴重な機会を頂きまして、誠にありがとうござました!
もっとお役に立てるよう、引き続き頑張ります!
今後ともよろしくお願いいたします!
Comments