税理士としての独立・開業は、多くの夢と希望を持つ一方で、集客や事務所運営の課題に直面することも少なくありません。
今回のインタビューでは、令和二年に独立し、中村葵会計事務所を立ち上げた中村葵様にお話を伺いました。
開業当初の悩みや課題をどのように乗り越え、事務所を成長させてきたのか。
その成功の秘訣やリアルな体験談から、独立を目指す税理士の方々にとって、役立つヒントが詰まっています。
■業種:税理士
■事務所名:中村葵会計事務所
■お名前:中村葵様
Q1:最初どのようなことに悩んでいましたか?
開業当初は、「事務所の方向性をどう設定するか」に迷っていました。
顧客対応の実務は問題なく進められても、新規顧客をどのように獲得するかが最も大きな課題でした。
前職の顧客が一部ついてきてくださったものの、その基盤だけでは事務所の長期的な成長を支えるには不十分であると感じていたからです。
そこで、開業当初は集客の方法を色々と模索していました。
例えば、集客セミナーを開催する案も考えましたが、準備に時間がかかるため、一人で全てをこなすには限界があると判断しました。
また、広告を活用する選択肢も考えましたが、どの広告媒体が最も効果的で、どれくらいの予算を投入するべきかが分からず、二の足を踏んでいました。
さらに、他の税理士事務所とどのように差別化を図り、選んでもらえるようにするかも悩んでいました。
地元では競合が多いため、単に「税務サービス」を提供するだけでは目立たず、クライアントに選んでもらう理由を明確にする必要があったからです。
Q2:解決に向けて既に取り組んでいたことはありますか?
最初に試したのは、異業種交流会への参加です。特にBNIの活動では、多くの異業種の経営者と知り合う機会を得られました。
しかし、毎週のミーティングに参加し続ける時間的負担が大きく、日々の業務を優先するあまり継続が難しくなりました。
次に、金融機関との連携を深めることを試みました。
地元の信用金庫や地方銀行の担当者と関係を築き、そこから顧客紹介を得るという方法です。
この取り組みは一定の成果を上げたものの、限られたリソースで多方面に働きかける必要があり、効率的な方法を見つけることが課題となりました。
また、ネット広告の運用代行サービスを利用し、ランディングページのレンタルと広告運用を業者に任せたこともありましたが、広告配信エリアやターゲット選定での擦り合わせがうまくいかず、費用に見合う結果が得られなかったことが、他の手法を模索するきっかけとなりました。
Q3:当社を知って頂いたきっかけと相談してみての印象はいかがでしたか?
「税理士 集客」というキーワードで検索し、貴社のブログ記事を見つけたのがきっかけでした。
記事には、税理士事務所が直面する課題とその解決策が具体的に書かれており、他社のHPではあまり見かけない内容だったため、非常に参考になりました。
特に、Google広告を活用した実際の成功事例が記載されていたため、「これなら自分にもできるかもしれない」と思いました。
無料相談では、私の事務所の現状や抱えている課題を丁寧にヒアリングいただき、実践的なアドバイスをいただきました。
特に、広告の「初期設定と運用の伴走支援」という柔軟な支援スタイルに魅力を感じました。
以前、外注に丸投げしてうまくいかなかったことがあったため、自分で運用を学びながら進めたいという私の希望に合致しており、他の代行サービスとは全く異なる点が印象に残りました。
Q4:サポートを受ける際に不安だったことや、ハードルに感じていたことはありますか?
過去の失敗経験から、外部の支援を受けることに対しては慎重にならざるを得ませんでした。
以前利用した他社の代行サービスでは、運用をすべて任せる形だったため、広告の配信状況が分からず不透明で、費用についても高いと感じていました。
特に、地元企業をターゲットにしたいにもかかわらず、広範囲にターゲティングが設定されてしまい、遠方からの問い合わせが多くなってしまいました。
また、自分自身が広告運用について全く知識がなかったため、「本当に成果が出せるのか」「自分で扱えるようになるのか」といった不安がありました。
しかし、貴社の内製化サポートでは、少しずつ知識を身に付けられるよう丁寧にアドバイスしていただき、不安を解消しながら進めることができました。
Q5:サポートをお申込みいただく決め手になったことは何でしたか?
決め手は、広告運用の初期設定と伴走をサポートするという、他では見たことの無い独自のスタイルでした。
従来の代行サービスでは、すべてを任せる形が一般的でしたが、貴社では「自分で運用するスキルをつける」という考え方がありました。
このアプローチは、私のように自力で集客基盤を築きたいと考えている人にとって非常に魅力的でした。
また、具体的な費用が明示されており、追加コストが発生しない点も安心感につながりました。
さらに、税理士業界での集客支援実績があり、業界への理解があるスタッフがサポートしてくれることで、自分の実現したいことが適確に伝わりアドバイスを受けられるという信頼感もありました。
Q6:実際にサポートを受けてみていかがですか?
サポートを通じて、広告運用の基本的な設定やキーワード選定のポイントがわかりました。
例えば、立地や商圏にあわせて的確にエリアのターゲティング設定を行うことで、的確な問い合わせを得ることができるようになりました。
また、ランディングページについても具体的な改善提案をいただき、問い合わせを出すに至ることができました。
さらに、広告運用と並行してSEO対策のアドバイスや、ライター様のご紹介を頂くことで、自然検索からもアクセスが増えたことで、広告費だけに頼らない安定した集客を実現しました。
実際に、広告を始めてから1か月以内に地元企業から複数の問い合わせをいただきました。 また、SEO対策のおかげで広告を止めている期間でも問い合わせが継続しており、大きな成果を実感しています。
Q7:今後の展望について教えてください
現在は、集客基盤が整いつつあるため、事務所の効率化と規模拡大に向けた準備を進めています。
具体的には、顧客単価の見直しや、さらなる集客施策の強化を行っています。
拡大には、スタッフの採用やM&Aと複数の選択肢がありますので、慎重に検討して、事務所の長期的な成長を目指しています。
マーケティング活動を通して地元企業との信頼関係をさらに深めることで、「地域密着型の税務サポート」を提供し続けることが目標です。
今回は、中村葵会計事務所の中村葵様にインタビューさせて頂きました。
ご協力頂き誠にありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。
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