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Search Consoleのマルチモーダル検索レポートとは?画像検索流入の見方

35 分前
読了時間: 6分
スマートフォンの画像検索からアクセス解析へつながる様子を表したイメージ

商品写真や施工事例、店舗の外観などを掲載していると、「画像を見た人が検索して、サイトへ来ているのか」を知りたくなることがあります。ただ、これまでは通常の検索や画像検索に数字が分かれ、Google Lensなど画像を使った検索からの訪問を把握しにくい面がありました。


Googleは2026年9月24日、Search Consoleでマルチモーダル検索のデータを確認できるようにしたと発表しました。画像と文字など複数の情報を組み合わせた検索からの表示やクリックを、検索パフォーマンスの新しい区分として見られます。


この記事では、2026年10月18日に確認したGoogleの公式情報をもとに、レポートの意味、確認手順、数字の読み方を整理します。すべてのサイトですぐ数値が出るわけではないため、表示されない場合の考え方もあわせて紹介します。



マルチモーダル検索レポートで分かること


マルチモーダル検索は、画像だけ、または画像と文字を組み合わせて調べる検索です。Googleの案内では、Google Lens、Androidの「かこって検索」、Google検索への画像アップロード、Chromeで画像を右クリックして使う「この画像を検索」などが対象として挙げられています。


Search Consoleでは、検索結果のパフォーマンスレポートにある「検索タイプ」から「ウェブ:マルチモーダル」を選びます。通常の文字入力を中心とするウェブ検索や、Google画像検索とは別に、クリック数、表示回数、クリック率、平均掲載順位を確認できます。


機能は2026年9月24日から世界向けに段階的に提供されています。ただし、マルチモーダル検索からサイトが表示された実績がなければ数字は出ません。メニューが見当たらない場合も、サイトの設定不備とすぐ判断せず、対象の表示実績や提供状況を確認するのが現実的です。




Search Consoleで確認する手順


対象サイトのSearch Consoleを開き、「検索パフォーマンス」から「検索結果」を選びます。画面上部の検索タイプを開き、「ウェブ:マルチモーダル」に切り替えると、対象期間のデータを絞り込めます。まずは直近28日、データが少なければ3か月など、少し長めの期間で確認すると傾向をつかみやすくなります。


次に「ページ」を見て、どのURLが表示・クリックされたかを確認します。国、デバイス、日付でも絞り込めるため、日本からのアクセスか、スマートフォンに偏っているか、特定の日に増えたかといった違いを見比べられます。必要であれば、画面右上のエクスポートからスプレッドシートなどへ書き出せます。


注意したいのは、「クエリ」に検索語が表示されない点です。Googleによると、マルチモーダル検索は画像を主に使うため、特定の文字列としての検索語データは提供されません。検索語が空欄でもエラーではなく、ページ、国、デバイス、日付を組み合わせて読み取るレポートです。



数字が表示されないときの考え方


レポートが空の場合は、まず期間を広げ、検索タイプが正しく選ばれているかを確認します。それでも数字がなければ、対象期間にマルチモーダル検索からの表示がなかった、表示回数がレポートに出る水準に達していない、機能が段階的な提供途中である、といった可能性があります。


数字を出すために画像を急いで増やすより、検索で見つけてもらいたいページに、内容と合う画像があるかを見直す方が取り組みやすいでしょう。商品や事例そのものが分かる写真、利用場面が伝わる写真、図解など、ページの役割に合う素材から整える方法があります。


Search Consoleでは、プライバシー保護などの理由から一部データが省略されることがあります。レポートに出ない数字を推測して成果として扱うのではなく、表示されている範囲で前月や前の期間との変化を見る使い方が安心です。



クリック数・表示回数・掲載順位の読み方


表示回数は、検索結果でサイトへのリンクが表示された回数です。クリック数は、そこからサイトへ移動した回数、クリック率は表示に対してクリックされた割合です。平均掲載順位は検索結果での位置を示しますが、検索する画像や状況によって結果が変わるため、順位だけで良し悪しを決めるより、表示回数やクリックとの組み合わせで見ます。


たとえば表示回数が増え、クリック数も同じ方向に動いていれば、画像を起点とした検索で接点が増えた可能性があります。表示回数は増えたのにクリック率が下がった場合は、検索結果で見える画像やページタイトルと、探している内容が合っているかを確認する材料になります。


ページ別データは、原則としてGoogleが選んだ正規URLにまとめられます。同じ内容のURLが複数あるサイトでは、想定したURLとは別の正規URLに数字が集まることがあります。ページ単位で判断するときは、URL検査やcanonical設定もあわせて確認すると誤解を減らせます。




画像とページを見直す5つの視点


一つ目は、画像とページ内容の一致です。商品ページなら対象商品、施工事例なら完成状態や工程など、読者がページで知りたい内容に近い画像を置きます。イメージ写真だけでなく、実物が分かる写真を用意できると、検索後のページ内容も理解しやすくなります。


二つ目は画質と見やすさ、三つ目は画像周辺の説明です。暗すぎる、対象が小さすぎる、文字を載せすぎている画像は、スマートフォンで内容が伝わりにくい場合があります。画像の前後に商品名や事例の内容を自然な文章で添え、必要に応じて短いキャプションも使います。


四つ目は代替テキストです。画像を見られない人にも意味が伝わるよう、写真に写っている内容を簡潔に説明します。検索語を並べる場所ではないため、「横浜の美容室の白を基調とした受付」のように、画像を具体的に表す言葉が向いています。


五つ目はページ全体の使いやすさです。画像から訪れた人が、価格、場所、仕様、予約・問い合わせ方法などをすぐ確認できるかを見ます。大きな画像で表示が遅くなっていないか、スマートフォンでボタンを押しやすいかも、画像の改善と一緒に確認したい点です。



店舗・EC・BtoBでの活用例


店舗では、外観、入口、施術例、メニュー写真など、来店前の不安を減らす画像の流入を確認できます。ECでは、商品単体だけでなく、使用中の様子、色違い、サイズ感が分かる写真を掲載し、どの商品ページが画像起点で見られているかを比べられます。


BtoBでは、施工事例、設備、製品の部品、比較図、業務フロー図などが候補です。専門的なサービスは見た目だけで判断しにくいため、画像から訪れた人が対象業種、対応範囲、実績、問い合わせ方法まで理解できるページ構成にしておくと、次の行動を選びやすくなります。


どの業種でも、マルチモーダル検索の数値だけで画像の効果を断定することはできません。ページ内容の更新、季節、広告、SNS投稿など別の要因もあり得ます。変更日を記録し、同じページの前後を一定期間で比べると、改善を考える材料として使いやすくなります。



まずは上位ページを月1回確認する


最初からすべての画像を直す必要はありません。マルチモーダル検索のページ一覧で表示回数やクリック数が多いURLを数件選び、画像、周辺の説明、スマートフォン表示、問い合わせまでの導線を確認します。作業できる範囲から一つずつ進めれば、負担を抑えながら変化を追えます。


月1回など無理のない間隔で、期間、対象ページ、変更内容、クリック数と表示回数を残しておくと、画像検索への対応が日々の更新に埋もれにくくなります。数字が小さいうちは成果を急いで判断せず、通常のウェブ検索や画像検索のデータも並べて見ると、サイト全体の集客経路を捉えやすくなります。


免責事項:本記事は2026年10月18日時点の公開情報をもとにした一般的な解説です。Search Consoleの機能、画面、データの集計方法、提供状況は変更される場合があります。実際の確認時はGoogleの公式情報とご自身のSearch Consoleをご確認ください。



主な出典


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