
士業、コンサルタント、コーチなど先生業の集客では、サービスを検討し始めた見込み客の多くが、先生の情報を知りたいと、自己紹介ページや会社紹介・事務所紹介ページをご覧になります。
事前に「先生がどんな人なのか?」「どんな事務所なのか?」をインターネットで情報収集することが当たり前となってきました。
先生の魅力を伝えるビジネス用の自己紹介・プロフィールを作成し、ホームページに掲載して頂くことで、新規集客に効果があります。
押し売りのように口頭でご自身の魅力を相手に伝えるよりも、相手から自発的にページを読み込んでもらった方が、相手には魅力的に伝わります。
また、どなたかが、先生のことを紹介してくださったときも、ビジネス用の自己紹介をホームページで公開しておき、相手に見て頂くことで、前向きに検討してくださる可能性が高まります。
そこで今日は、先生の魅力が正しく伝わる自己紹介の作り方をご紹介させて頂きます。
自己紹介に盛り込むべき3つの文章
ビジネス用自己紹介の目的は、相手に先生のサービスを検討してもらう後押しにして頂くことです。
先生の良さを伝え、見ている方からアクションを起こしてもらうには、以下の3つが必要です。
それが、
①強みが伝わる先生の肩書
②先生のキャッチコピー
③先生のプロフィール
の3つになります。
もし、ページで公開するとしたらこんな形になります。
それぞれの詳細はこの後、順を追って説明させて頂きます。

それでは、それぞれの内容について見ていきましょう。
①肩書とは?肩書を作るポイント
肩書とは、一言で先生の良さを伝える文章です。
先生の独自性が伝わる文章であることが大切です。
作り方のポイントとしては
「先生の得意分野・テーマ・ターゲット①」×「先生の得意分野・テーマ・ターゲット②」×「士業名・コンサル・コーチ」
として頂くことです。
例えば、
「介護に特化した、採用・定着支援に強い、社労士」
「フリーランスに特化した、オンライン経理に強い、税理士」
「〇〇県の、補助金ならなんでも詳しい、中小企業診断士」
「〇〇業に特化した、企業法務専門の、弁護士」
「売上1億円以下の、資金繰り支援に特化した、コンサルタント」
などです。
得意分野のヒントとしては、以下を参考にお出しください。
業種、規模、エリア、テーマ
出した中から、2つ選びかけ合わせて頂くと良いキャッチコピーができます。
②キャッチコピーとは?キャッチコピーの作り方
キャッチコピーの目的は、相手の注意を引き、このあと出てくるプロフィールを読みたいと思わせることです。
キャッチコピーとは、30秒で先生のことを伝える文章になります。
先生のキャッチコピーを作るには、まず、以下の5つの質問に答えてください。
そして②~⑤の答えを組み合わせて頂くと、魅力的なキャッチコピーができるようになります。
質問①まずは、先生が理想とするお客様を想像してください
質問②先生が理想とするお客様の特徴、特性、属性を一言で言うと?
質問③そのお客様はどんなことに悩んでいますか?
質問④先生は、どんな方法でそのお客様の悩みを解決しますか?
質問⑤先生がサポートした結果、お客様はどんな理想的な状態になりますか?
組み合わせ方は色々ありますが、いくつか例を記載させて頂きます。
【回答を組み合わせ、キャッチコピーを作る例】
「③」でお悩みの「②」様に、「④」を提供し、「⑤」を実現するサポートを提供しています。
「③」でお悩みの「②」様へ。「④」で、「⑤」を実現しませんか?
「②」の「③」を解決する「④」をご存じですか?「⑤」の実現をサポートします!
例として、以上の3つをあげさせて頂きます。
ぜひ、色々な組み合わせを試して頂き、魅力的なキャッチコピーを作ってみてください。
③プロフィールの作り方
プロフィールは、1分~3分で伝える文章です。
先生のプロフィールには、下記の①~⑤の要素を入れてください。
③-1先生の自己開示
先生のご出身地
先生のお人柄をあえて言葉にしてみると? 先生の価値観は?
どんなご趣味をお持ちですか?
何をしていらっしゃるときが一番楽しいですか?
上記を伝える文章をご作成ください。
③-2先生がお持ちの解決策(ソリューション)の概要
既に作ったキャッチコピーを元に、
・「誰」の
・「どんな悩み」の解決に
・「どんなサービス」を提供し
・「どんな理想な状態に」導く
お仕事をしているのか伝える文章をご作成ください。
③-3先生のストーリー
今のお仕事をするに至った経緯や、きっかけを伝える文章をご作成ください。
ストーリーは感情の波があった方が読み手の心に刺さります。
もし、大きな挫折、悔しい思い、失敗などがあれば可能な限りで記載ください。
その負の側面の解決として、今のお仕事に一生懸命取り組んでいるという内容を作って頂くと、読み手が共感できるポイントがたくさん出てきます。
③-4お仕事をされる上での理念やビジョン
④のストーリーを通じて導き出した理念、ビジョンをご記載ください。
・今のお仕事をしたいと思った動機
・今のお仕事を通じて、どのような世の中を実現されたいのか?
を書いて頂くと理念・ビジョンとして良い文章をご作成頂けます。
③-5先生の実績、お客様の声
実績についてについて
先生のサービスを受けたクライアントがどうなったか、実績を書きましょう。
この時、大きな実績でなくても構いません。
小さな実績でも、相手の状態が向上したのであれば、その実績を書きましょう。
お客様インタビューについて
先生のサービスを受けたお客様から、サービスを受けた感想をインタビューして掲載しましょう。
また、サービスをご契約したばかりの方から、今後の期待をインタビューしたもので構いません。
自己紹介ページで見込み客の最後の後押しをしよう!
紹介や、広告や、SEO対策で、先生の存在を知った見込み客が、先生に相談しようと最後の決断をして頂くための材料として、自己紹介ページを充実させて頂けましたら幸いです。
顧客対応をされる従業員様がいらっしゃるのであれば、従業員様毎の自己紹介ページもご用意頂くこともおすすめです。
従業員様の良さを説明する自己紹介ページ達が、見込み客や顧問先様の目に止まり、新しい紹介案件を運んできてくれる可能性もあります。
先生はもちろん、従業員様全員で自己紹介スページを持って頂き、インターネットをフル活用して、見込み客に魅力が伝わるようにご用意頂けましたら幸いです。
今日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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