top of page

WixとBASEは連携できる?商品・注文・在庫をつなぐ方法と注意点

14 分前
読了時間: 6分
Wixサイトとネットショップをリンク・埋め込み・APIでつなぐイメージ

会社案内やサービス紹介はWix、ネットショップはBASEで運営したい。そんなときに気になるのが、商品や注文、在庫をどこまで連携できるかです。


まず押さえておきたいのは、サイト同士を見た目でつなぐことと、裏側のデータを自動で同期することは別だという点です。小さく始めるならリンク、ページ内に見せたいなら埋め込み、業務データまでつなぐならAPI開発という順に考えると、予算や体制に合う方法を選びやすくなります。


WixとBASEをつなぐ3つの方法


2026年10月20日時点で確認できた公式情報を基に、選択肢を整理しました。標準機能だけで商品・注文・在庫が自動同期されると決めつけず、必要な範囲から検討するのが安心です。



販売ページをBASEに任せる場合、Wix側は集客や信頼づくりの入口として使えます。会社情報、選ばれる理由、導入事例、よくある質問をWixに置き、購入ボタンからBASEの商品ページへ案内する形です。


まず試しやすいのはリンク導線


リンクなら開発はほとんど必要ありません。Wixのボタンや商品紹介カードにBASEの商品URLを設定し、クリック後の購入手続きはBASEで進めます。購入者から見ると別サイトへ移動するため、ボタンの近くに「BASEショップで購入」「外部ショップが開きます」と添えると迷いにくくなります。


運用面では、Wixの紹介内容とBASEの商品名・価格・在庫表示が食い違っていないかを定期的に確認します。キャンペーン終了後の価格や販売終了商品のリンクが残りやすいため、更新担当と確認日を決めておくと管理しやすくなります。クリック計測を行う場合は、UTMパラメータを付けたURLを使い、どのページやボタンからBASEへ移動したかを確認できます。


埋め込みは表示できるかを公開画面で確認


Wixには、HTMLコードや外部URLをページ内に表示する埋め込み機能があります。ただし、HTTPSのコード・URLであることに加え、表示元のサイトが外部のiframe表示を許可している必要があります。相手側のセキュリティ設定で拒否された場合、Wix側だけでは回避できません。


BASEのショップや商品ページをURLでそのまま埋め込めるかは、実際のURLで試し、パソコンとスマートフォンの両方で確認してください。表示できても、決済画面への遷移、ログイン、Cookie、ポップアップなどが期待どおりに動くとは限りません。埋め込み枠が狭いと商品名や購入ボタンが見切れることもあります。安定した購入導線を優先するなら、無理に埋め込まずリンクに戻す選択も現実的です。


商品・注文情報を扱うならBASE API


BASEの公式案内では、APIを使って商品情報の取得・更新、注文情報の取得、外部アプリケーションとの連携ができます。一方、通常商品以外の商品登録や、ショップにログインしている購入者を識別する情報の取得には制限があります。


利用にはアプリケーションとしての申請と審査が必要です。承認されるまではトークンを発行できません。また、専用のテスト環境は用意されていないため、BASEが案内するシークレットECなどを使い、実際のショップで公開範囲を抑えて検証する方法が紹介されています。


Wix側にも商品、在庫、注文を扱うAPIがあります。ただし、双方のAPIがあることと、WixとBASEが標準で直接同期することは同じではありません。連携プログラムや中継サービスを用意し、どちらからどちらへ、いつ、どの項目を反映するかを設計する必要があります。


二重更新を避けるために正本を決める


API連携では、商品名や在庫をWixとBASEの両方で自由に編集できる状態にすると、後から送ったデータで上書きされることがあります。まず項目ごとに「正しい情報を管理する場所」を決めます。



たとえば決済をBASEに集約するなら、商品と在庫はBASEを正本にし、Wixには表示に必要な情報だけを反映する構成が考えられます。Wix Storesでも販売する場合は、同じSKUを両方で販売するのか、販売チャネルごとに在庫を分けるのかまで決めないと、売り越しにつながる可能性があります。


検索と計測では、リンクと埋め込みを分けて考える


BASEの商品ページをWixに埋め込んでも、その商品情報がWixの独立した商品ページとして検索エンジンに登録されるとは限りません。検索から商品を見つけてもらいたい場合は、Wix側に紹介ページを作るのか、BASEの商品ページを主な検索対象にするのかを先に決めます。同じ説明文を両方へ機械的に複製するより、それぞれの役割に合わせて内容を分ける方が管理しやすくなります。


計測もサイトをまたぐため、Wixで見たページ数とBASEで発生した注文をそのまま一つの数字として結び付けられない場合があります。まずはWixからBASEへのクリック数、BASE側の注文数、問い合わせ内容を別々に確認し、必要になった段階で計測設計を追加すると、初期設定を増やしすぎずに済みます。


API連携の前に見積もりへ入れたい項目


開発費は画面の数より、同期ルールと例外処理で変わります。依頼先には次の点を共有すると、見積もりの前提がそろいやすくなります。


  • 連携したい項目と、反映方向(BASEからWix、WixからBASE、または両方向)

  • 即時反映が必要か、1日数回の定期処理でよいか

  • 商品追加、価格変更、欠品、キャンセル、返品での動き

  • 失敗時の再実行、通知、操作履歴、担当者の確認方法

  • アクセストークンや顧客情報を保管する場所と閲覧権限


個人情報を扱う場合は、取得目的、プライバシーポリシー、委託先との契約、保存期間も確認します。商品情報だけの連携から始め、注文や顧客情報は必要性が固まってから追加する方法なら、初期の確認範囲を小さくできます。


迷ったときは、購入場所から決める


購入手続きをBASEに集約するなら、Wixは集客と案内、BASEは販売と注文管理という役割分担が分かりやすい形です。まずリンクで公開し、流入数や問い合わせ内容を見てから、商品表示の自動化が必要かを判断できます。


複数チャネルの在庫を一元管理したい、注文を基幹システムへ集めたいといった課題が明確な場合は、API連携を検討する段階です。機能を増やすほど保守も必要になるため、月々の運用費、仕様変更への対応、担当者が不在のときの復旧方法まで含めて比較すると、導入後の負担を見通しやすくなります。


免責:本記事は2026年10月20日時点の公開情報を基にした一般的な解説です。各サービスの仕様、料金、審査、利用条件は変更される場合があります。実装前に公式情報を確認し、個人情報・契約・税務・決済に関する判断は必要に応じて専門家へご相談ください。


主な出典







bottom of page